自然界の黄金比とフィボナッチ数列──花や野菜の断面にひそむ曼荼羅
夕方の台所でオクラを小口切りにしていたら、まな板の上に小さな星がいくつも並んでいた。そんなことはありませんでしたか。レンコンの穴、輪切りのキウイ、半分に切ったトマト。毎日のように目にしているのに、手を止めてじっと眺めるこ…
曼荼羅
夕方の台所でオクラを小口切りにしていたら、まな板の上に小さな星がいくつも並んでいた。そんなことはありませんでしたか。レンコンの穴、輪切りのキウイ、半分に切ったトマト。毎日のように目にしているのに、手を止めてじっと眺めるこ…
曼荼羅
子どもが小さかったころ、雨の日の午後に一緒に塗り絵をしたことはありませんか。はじめは付き合いのつもりだったのに、気づけば子どもより自分のほうが夢中になって、色鉛筆の先ばかり見ていた。あのあいだ、頭の中の「あれもやらなきゃ…
曼荼羅
子どものころ、雪の日に、黒い手袋やコートの袖に落ちた雪をのぞきこんだことはありませんか。息をとめて顔を近づけると、六つの花びらのような小さなかたちが見えて、すぐにすうっと溶けていく。もう一度、と空を見上げて、次のひとひら…
曼荼羅
長電話をしながら、手もとのメモ用紙の端に、気づけば丸やうずまきをぐるぐる描いていた。そんな覚えはありませんか。話が終わって紙を見ると、自分でも描いたことを忘れていた模様が、いくつも並んでいたりします。 手が勝手に円を描い…
チャクラ
疲れがたまった日の夕方、胸のあたりがつかえるように重く、肩がぎゅっと上がったまま下りてこない。深く息を吸おうとしても、途中でひっかかってしまう。そんな感覚に、覚えはないでしょうか。 昔のインドの人たちは、こうした「からだ…
アロマ
デパートの一階や雑貨屋さんの前を通りかかったとき、ふわっといい香りがして、思わず歩く速さがゆるむことがあります。何の香りだろうと店の奥をのぞくと、棚の上で小さな機械が、白いミストを静かに吐き出している。 家でもあんなふう…
スーパーフード
運動会の朝、台所から甘い卵焼きの匂いがして、おにぎりの真ん中には、きまって赤い梅干しが入っていた。そんなお弁当の記憶がある方も多いのではないでしょうか。暑い日でも傷まないようにと、母や祖母が入れてくれたひと粒です。 いつ…
気分転換
夏祭りの夜店で、やっと一匹だけすくえた金魚を、ビニール袋ごと提灯の明かりにかざしながら帰った夜を覚えていますか。家に着いて金魚鉢に放すと、赤いひれがゆらゆら動くのを、いつまでも飽きずに眺めていました。 大人になると、ただ…
マインドフルネス
夜、布団に入って電気を消したのに、頭の中では明日の段取りが回りつづけている。お弁当のおかず、返していないメール、母の通院の付き添い。からだは横になっているのに、ちっとも休めていない。そんな夜はないでしょうか。 マインドフ…
マインドフルネス
湯船につかっているのに、頭の中では明日の段取りを組み直している。夕飯を食べながら、昼間に言われたひと言を何度も思い返している。からだはここにあるのに、心だけが別の場所にいる。そんな時間が、一日のうちにどれくらいあるでしょ…