曼荼羅はなぜ丸いのか──円と迷宮にこめられた意味
子どものころ、「かごめかごめ」で輪になって、まん中の子のまわりをぐるぐる回った。休み時間には、地面に棒で大きな丸を描いて、けんけんぱをした。誰に教わったわけでもないのに、遊びの中にはいつも丸がありました。 曼荼羅(まんだ…
曼荼羅
子どものころ、「かごめかごめ」で輪になって、まん中の子のまわりをぐるぐる回った。休み時間には、地面に棒で大きな丸を描いて、けんけんぱをした。誰に教わったわけでもないのに、遊びの中にはいつも丸がありました。 曼荼羅(まんだ…
曼荼羅
子どものころ、友だちと机を並べて、同じ塗り絵帳の同じページを塗ったことはありませんか。できあがって見せ合うと、同じ花の絵なのに、片方は真っ赤で、片方は水色とむらさきで、まるで違う絵になっていました。二人で笑いながら、どち…
曼荼羅
お寺の薄暗いお堂で、壁にかけられた大きな絵を見上げたことはないでしょうか。たくさんの仏さまが、きちんと区切られた枠の中に、びっしりと並んでいる。細かすぎてどこから見ればいいのかわからないまま、なんとなく手を合わせて出てき…
曼荼羅
雪の結晶の写真を、見たことがありますか。六角形の、どれひとつとして同じものがない、あの形。 あれも曼荼羅です。 曼荼羅というと、お寺の掛け軸や、塗り絵のアートのことだと思われがちです。でも、もとをたどると、もっと近いとこ…
コロリアージュ
筆箱の中で、好きな色の色鉛筆だけがどんどん短くなっていった。そんな覚えはないでしょうか。水色だったり、桃色だったり。気がつくとその一本だけが半分の長さになっていて、ほかの色はけずりたてのまま並んでいました。 あのころは、…
コロリアージュ
文房具屋さんの試し書きのコーナーで、ペンを一本ずつ手に取って、小さな紙に丸やくるくるを描いてみる。思ったより色が明るかったり、ペン先がすっと走ったり。気がつくと、何本も試していた。そんな覚えはないでしょうか。 コロリアー…
コロリアージュ
新しい色鉛筆の缶を開けて、きれいに並んだ二十四色を眺めた日のことを覚えていますか。鉛筆けずりでくるくる削ると、木の香りがふわっと立って、それだけで何かが始まる気がしたものです。 大人になると、色鉛筆を自分のために手に取る…
曼荼羅
洗濯物を取りこもうとベランダに出たら、思いがけず大きな月が出ていて、手を止めてしばらく見上げてしまった。そんな夜はないでしょうか。 月は、およそ29.5日かけて満ちては欠け、また満ちていきます。昔の日本では、この満ち欠け…
曼荼羅
子どものころ、夜に車の後部座席から外を見ていると、月がどこまでもついてくるのが不思議でした。角を曲がっても、トンネルを抜けても、月はちゃんと窓の同じあたりにいてくれたものです。 大人になると、夜空を見上げるのは、信号待ち…
曼荼羅
電話をしながら、メモ用紙の端に、気づけば丸をいくつも描いていた。会議の資料の余白に、ぐるぐると渦や花のような形を重ねていた。そんなことはないでしょうか。頭では別のことを考えているのに、手だけは勝手に丸を描いている。 心理…