「気が休まる場所がない」と感じたら──休まるのは、まず目から
家にいても、外にいても、気が休まらない。その理由のひとつは、目が休んでいないことかもしれません。高台の葡萄畑で「目から休まる」と感じた経験から、遠くを見わたせて、外で、木がある場所の見つけかたを書きました。
林浴
家にいても、外にいても、気が休まらない。その理由のひとつは、目が休んでいないことかもしれません。高台の葡萄畑で「目から休まる」と感じた経験から、遠くを見わたせて、外で、木がある場所の見つけかたを書きました。
林浴
昼休みに、コンビニの袋をさげて公園の前を通る。ベンチがひとつ空いている。座りたい。でも、座ったら最後、もう立ち上がりたくなくなる気がする。結局そのまま職場へ戻って、机でおにぎりを食べながらメールを返す。 「公園で、ただぼ…
林浴
仕事の帰り道に実家へ寄り、母の一週間分の薬を仕分けてから、自分の家へ向かう。駐車場に車を停めて、エンジンを切る。それなのに、すぐにはドアを開けられない。家に入れば、夕飯の支度と、誰かの「ねえ」が待っている。あと五分だけ、…
林浴
仕事帰り、駅までの道で、ふと足が止まることがある。街路樹のケヤキが、夕方の風に葉を鳴らしている。急いでいたはずなのに、なぜかしばらく見上げてしまう。家に帰れば夕飯の支度が待っているのに、その数十秒だけは、頭のなかが静かに…
林浴
子どものころ、公園は寄り道の場所でした。ランドセルをベンチに置いたまま、ブランコの順番を待ったり、植え込みの下でダンゴムシを探したり。夕方のチャイムが鳴るまで、時間のことなど考えていなかったはずです。 大人になってからの…
曼荼羅
子どものころ、十二月に入ると押し入れの奥から細長い箱が出てきて、組み立て式の小さなツリーに飾りを吊るした夕方がありました。銀色のモールが指にちくちくして、てっぺんの星を誰がつけるかで、きょうだいと取り合いになったりもしま…
曼荼羅
大きなお寺の門をくぐったとたん、外を走る車の音がすっと遠くなった。そんな経験はないでしょうか。線香の匂いと、玉砂利を踏む自分の足音だけが聞こえて、気づけば肩の力が抜けている。 曼荼羅は、本や画面で見るのと、その場所に立っ…
リラックス
休みの日、やっとソファに座ったのに、気づくと洗濯物の段取りを考えている。テレビをつけても内容が頭に入らず、結局立ち上がって台所を拭きはじめてしまう。「ゆっくりしてね」と言われると、かえってどうしていいかわからなくなる。そ…
林浴
朝、目覚ましが鳴る前に目が覚めたのに、布団から出るまでにずいぶん時間がかかる。熱があるわけでも、どこかが痛むわけでもない。病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が出ない日が続いている。 そういうとき、「気のせい」「…
曼荼羅
子どものころ、野原でシロツメクサを摘んで、花の冠や首飾りを編んだことはありませんか。茎を一本ずつからめていって、最後に端と端をつないで輪にする。できあがった輪を頭にのせてもらった時の、少し誇らしい気持ちを覚えている方もい…