丸い曼荼羅のデザインの意味とは

曼荼羅というと基本形は、「丸」の形になります。

なぜ丸なのでしょう。
丸とは、普遍的で永遠のシンボルとなります。
ということは、宇宙を表すというつながりになります。
例えば、その円の中心に何かを置いてみるとすると、円は見る人の意識をそこに向かわせる力を発揮するといいます。
それが、円という形の不思議なエネルギーであり、円が自然の摂理に沿っているものであるからなのです。

1 自然界にある身近な丸

あなたの周りの丸や円。何が見当たりますか?
当たり前のように存在しているので、敢えて探してしまいそうになるのですが、すぐそこにあります。

〝丸や円を探しているあなたの眼〟丸いですよね。瞳も美しい曼荼羅模様です。
私達は、生まれながらにして円を持っています。そして、丸い地球の上に生まれました。
さらに・・丸い太陽のエネルギーを受けてこの世の恵みを受けているのです。

1−1 天気

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天気に現れるマンダラは、穏やかでないものもあります。その一つが、台風です。天気予報のテレビを見ていてもわかるように、激しい渦巻きがそこには発生しています。その渦巻きが激ししいほどに、台風の目がはっきりと表れます。

ここから感じ、見て取ることができるのは、自然のマンダラである台風は、生あるものは、創造的ではあるものの破壊的でもあるということです。

このサイクルは、自然界に存在しているありのままの姿です。

1−2 人間のからだ

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鏡を覗いた時に、まず映るのが瞳の中にある曼荼羅模様です。この美しい瞳をも構成しているのが、私たちのからだにある60兆個とも言われる細胞です。

きっと理科で学んでご存知とは思いますが、私たちの細胞一つ一つも曼荼羅です。中心に核が存在し、ミトコンドリアに染色体、赤血球などが存在しています。
拡大したものをパッとみれば、創造的な美しい模様です。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、ウィトルウィウス的人体図にて、円で囲まれた人体図を描きました。
人は、円の中心にいて、宇宙を取り巻く宇宙の中心にあるのだ・・ということを説いています。

1−3 植物

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丸とは完全で、左右対称な美しい形です。
その代表といえば、花でしょう。見事に中心から外に開く様は、まさにこの世で最も華やかな美しいマンダラです。

そして、そのマンダラは木々にも存在しています。切り株を覗き込んだ時、そこにあります。年輪の中心から広がりゆく様子は、厳しい気候でも佇まいを変えずに耐え忍んだ姿さえも想像でできます。

2 古代の装飾モチーフ

フラワー・オブ・ライフという幾何学図形があります。
7つかそれ以上の円を重ねた図形になります。
6角形の左右対称な構造とともに、花のようなパターンの模様に見られるので、このような名前が付いています。

この図形の意味は、宇宙のエネルギーシステムや生命の創造パターンを形にしたものだとも言われ、かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの残した図面の中にもこの図形があり、その重要性を説いています。

その重要性というのが、このシステムがあらゆる生命体の中に存在しているもので、生命力を活性化するとも言われるからなのです。

この「フラワー・オブ・ライフ」の他に、「シード・オブ・ライフ」と「エッグ・オブ・ライフ」があります。

2−1 シード・オブ・ライフについて

7つの円で作られる、神聖幾何学図形の一つです。そして、フラワー・オブ・ライフの基本要素になります。
この形は、創造の7日間。そして、創造の7段階を表しています。

詳しくはこちらの記事にありますので、こちらをご覧ください。

2−2 エッグ・オブ・ライフ

フラワー・オブ・ライフを知っている方にも、ちょっと馴染みが薄いかもしれません。
これは、フラワー・オブ・ライフのデザインから取り出した、7つの円から成る図形のことを言います。
この形状が意味するのは、創造の過程にある、多細胞胚の形状となります。

2−3 フルーツ・オブ・ライフ

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こちらの形状も、元の形はフラワー・オブ・ライフとなります。取り出した13の円から成る形状のことを言います。
この形状は、原子・分子の構造とあらゆる生命体のすべての存在の青写真であるとも言われています。
そういえば、雪の結晶もこの形状を取っている・・と気付いた方もあるでしょう。

2−4 装飾が見られる場所ともの

フラワー・オブ・ライフについては、あちらこちらの場所で確認されています。
驚くことに、日本にも存在しているのです。
そこは、日本のどこにでもある神社の狛犬の足元に持っている玉の模様です。お参りなどした際に、狛犬の足元を確認してみてはいかがでしょう。

中国でも、紫禁城の太和門にある狛犬が持っている足元の玉が、まさにフラワー・オブ・ライフです。

建築物になると、エジプトのオシリス神殿にて、これを見ることができます。ここでの、この意味は、はっきりしたもので、ファラオ(エジプトの王)の権威のシンボルでもある、ラー(太陽神)の目を表していると言われています。

このように、国や宗教などを超えたところに共通する曼荼羅が、「フラワー・オブ・ライフ」なのです。
この円を主体とした曼荼羅を、世界中のどの人も、かけがえのないものとして扱っていたのです。

3 神道と丸

日本の伝統的なスポーツの位置付けがある相撲ですが、ここにも円が存在しています。
それは、相撲の起源が神道の儀式にあるからなのです。
円の中は、聖域であるということ、そして神に捧げる儀式であることが始まりです。

また、神社での「茅の輪くぐり」というのも見たことがあるでしょう。
浄化の儀式の一つですが、この茅の輪をくぐることで、禊をして邪悪な汚れを祓い、災難を予防するというものです。

かつて、茅の輪くぐりが行われる6月30日あたりは、天然痘などの疫病が流行ることが多かったためにこのような儀式を行うことになっていったと言われます。

4 時を刻む丸

マンダラには、時の持つ周期性という概念もあります。時は、秒や分、時間、日、週、月、年といった単位で刻まれます。
さらに、月の満ち欠けという人間のサイクルとも一致するリズムがあります。
太陽ももぼり、沈んでいきます。

そして、命も有限であるのです。

4−1 時輪タントラ

チベット仏教には、「時輪タントラ」と呼ばれる経典があります。

僧侶たちは、この経典に基づき、色のついた砂でマンダラを描きます。

このマンダラの概念とは、瞑想は惑星の軌道から人間の呼吸の循環に至るまでを時(カーラ)輪(チャクラ)を中心に行なわれているということです。

さらに、ここでの瞑想とは、悟りに向かって、体内を流れるエネルギーと繋がるように導かれているのです。

5 まとめ

円や丸は、当たり前のようにありますが、情報が今のように氾濫していない頃の古の人々は、自然のサイクルや月やあらゆるものが丸であることにとうに気づいていたのでしょう。
そして、この形に守られもしているのだ・・ということを感じていたのかもしれません。

動的な丸は、いつもそばにあります。
それは、からだを巡る血液なども同じです。そして、いつも一定にしようとしている、私たちのからだの働きがあります。

その流れる働きを、大切に受け取ることに、意識的になってみるのはいかがでしょうか?

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曼荼羅と聞いてどんなイメージを持ちますか?
ちょっとしたイメージから得られる曼荼羅と、ここで知ることができる曼荼羅は、違いがあります。

読んでいただければ、今までのイメージが一掃されることでしょう。

それは・・「曼荼羅って意外に身近なものなんだ・・・」と感じられるということです。

本当の曼荼羅とはどんなものなのか・・・を多くの皆様にお伝えできればと思います。