北欧のヒンメリとクリスマスリース──暮らしの中の、お守りのかたち
子どものころ、十二月に入ると押し入れの奥から細長い箱が出てきて、組み立て式の小さなツリーに飾りを吊るした夕方がありました。銀色のモールが指にちくちくして、てっぺんの星を誰がつけるかで、きょうだいと取り合いになったりもしま…
曼荼羅
子どものころ、十二月に入ると押し入れの奥から細長い箱が出てきて、組み立て式の小さなツリーに飾りを吊るした夕方がありました。銀色のモールが指にちくちくして、てっぺんの星を誰がつけるかで、きょうだいと取り合いになったりもしま…
曼荼羅
大きなお寺の門をくぐったとたん、外を走る車の音がすっと遠くなった。そんな経験はないでしょうか。線香の匂いと、玉砂利を踏む自分の足音だけが聞こえて、気づけば肩の力が抜けている。 曼荼羅は、本や画面で見るのと、その場所に立っ…
曼荼羅
子どものころ、野原でシロツメクサを摘んで、花の冠や首飾りを編んだことはありませんか。茎を一本ずつからめていって、最後に端と端をつないで輪にする。できあがった輪を頭にのせてもらった時の、少し誇らしい気持ちを覚えている方もい…
曼荼羅
雨の日に、水たまりへ落ちる雨粒を眺めていたことはないでしょうか。ぽつんと落ちたところから輪が広がって、隣の輪と重なり、また消えていく。急いでいるはずなのに、なぜか目が離せなくなる。 曼荼羅(マンダラ)の基本の形は「丸」で…
曼荼羅
子どものころ、「かごめかごめ」で輪になって、まん中の子のまわりをぐるぐる回った。休み時間には、地面に棒で大きな丸を描いて、けんけんぱをした。誰に教わったわけでもないのに、遊びの中にはいつも丸がありました。 曼荼羅(まんだ…
曼荼羅
子どものころ、友だちと机を並べて、同じ塗り絵帳の同じページを塗ったことはありませんか。できあがって見せ合うと、同じ花の絵なのに、片方は真っ赤で、片方は水色とむらさきで、まるで違う絵になっていました。二人で笑いながら、どち…
曼荼羅
お寺の薄暗いお堂で、壁にかけられた大きな絵を見上げたことはないでしょうか。たくさんの仏さまが、きちんと区切られた枠の中に、びっしりと並んでいる。細かすぎてどこから見ればいいのかわからないまま、なんとなく手を合わせて出てき…
曼荼羅
雪の結晶の写真を、見たことがありますか。六角形の、どれひとつとして同じものがない、あの形。 あれも曼荼羅です。 曼荼羅というと、お寺の掛け軸や、塗り絵のアートのことだと思われがちです。でも、もとをたどると、もっと近いとこ…
曼荼羅
洗濯物を取りこもうとベランダに出たら、思いがけず大きな月が出ていて、手を止めてしばらく見上げてしまった。そんな夜はないでしょうか。 月は、およそ29.5日かけて満ちては欠け、また満ちていきます。昔の日本では、この満ち欠け…
曼荼羅
子どものころ、夜に車の後部座席から外を見ていると、月がどこまでもついてくるのが不思議でした。角を曲がっても、トンネルを抜けても、月はちゃんと窓の同じあたりにいてくれたものです。 大人になると、夜空を見上げるのは、信号待ち…