ユングはなぜ曼荼羅を描いたのか──心理学と曼荼羅の癒し
電話をしながら、メモ用紙の端に、気づけば丸をいくつも描いていた。会議の資料の余白に、ぐるぐると渦や花のような形を重ねていた。そんなことはないでしょうか。頭では別のことを考えているのに、手だけは勝手に丸を描いている。 心理…
曼荼羅
電話をしながら、メモ用紙の端に、気づけば丸をいくつも描いていた。会議の資料の余白に、ぐるぐると渦や花のような形を重ねていた。そんなことはないでしょうか。頭では別のことを考えているのに、手だけは勝手に丸を描いている。 心理…
曼荼羅
夕方の台所でオクラを小口切りにしていたら、まな板の上に小さな星がいくつも並んでいた。そんなことはありませんでしたか。レンコンの穴、輪切りのキウイ、半分に切ったトマト。毎日のように目にしているのに、手を止めてじっと眺めるこ…
曼荼羅
子どもが小さかったころ、雨の日の午後に一緒に塗り絵をしたことはありませんか。はじめは付き合いのつもりだったのに、気づけば子どもより自分のほうが夢中になって、色鉛筆の先ばかり見ていた。あのあいだ、頭の中の「あれもやらなきゃ…
曼荼羅
子どものころ、雪の日に、黒い手袋やコートの袖に落ちた雪をのぞきこんだことはありませんか。息をとめて顔を近づけると、六つの花びらのような小さなかたちが見えて、すぐにすうっと溶けていく。もう一度、と空を見上げて、次のひとひら…
曼荼羅
長電話をしながら、手もとのメモ用紙の端に、気づけば丸やうずまきをぐるぐる描いていた。そんな覚えはありませんか。話が終わって紙を見ると、自分でも描いたことを忘れていた模様が、いくつも並んでいたりします。 手が勝手に円を描い…
曼荼羅
みかんを半分に切ったとき、断面に小さな房が放射状に並んでいるのを、つい眺めてしまったことはありませんか。 公園の切り株に腰を下ろして、指で年輪をなぞったこと。雨の日に、水たまりに輪が広がっては消えていくのを、傘の下でしば…