頑張りすぎて疲れた日に──心を少しゆるめる7つの考えかた

木漏れ日の下で目を閉じ、深呼吸する女性

夜、布団に入ってから、昼間のやりとりを何度も思い返してしまうことはないでしょうか。あのとき、ああ言えばよかった。明日はあれを先に片づけて、その前にあの人に連絡をして。からだは横になっているのに、頭だけが残業を続けている。

まじめに、ていねいに物事に向き合ってきた人ほど、こういう夜が増えていきます。頼まれたら断れない。途中で投げ出すのは気が引ける。そうやって積み重ねてきたものは、決してむだではありません。

ただ、からだが先に音をあげはじめたら、それは歩き方を少し変えてみる合図です。ここに並べたのは、張りつめた心をすこしだけゆるめるための考えかたです。全部でなくていい。今夜、ひとつだけ思い出せるものがあれば、それでかまいません。

1 ダメだったらあきらめる!

1−1 固執しない考え方を

大人になればなるほどに、こだわりは強くなります。それは悪いことではありませんが、偏った考え方にもつながります。

こだわりが強いと、いつも同じようなことで悩んだり失敗してしまう、ということはありませんか?
こだわるとグルグルと同じようなことを考え続けることになります。そうこうしているうちに、事態が良くない方向に行ってしまうこともあったりします。
時には「あきらめる」ことも大事です。こだわるとは、すごくエネルギーがいることです。
そのエネルギーをもっと楽しいことに使うというのはできないでしょうか?

「今、同じようなパターンにはまっているな・・」と気づけたのなら、サッとその場所から離れることをまずはしてみましょう。そして、そのこだわりを、いったん脇に置いてみてください。

「今日はここまで」と、心の中でつぶやきながら。

1−2 頑張るのをやめてみる

頑張り屋の方は、頑張ることでストレスを溜めることもあります。本当はかなり辛い状況なのにもかかわらず、心のどこかで「まだできる!まだ大丈夫!」と言い聞かせてしまったりしていないでしょうか?

ストレスが続くと、からだを緊張させる交感神経が高ぶったままになります。肩や首がこわばったり、眠りが浅くなったりするのは、そのあらわれです。

頑張るのをやめるのは、勇気がいるかもしれません。しかし、からだの声に耳を傾けてみてください。そして、思い切って頑張るのをやめてみましょう。

頑張っても、頑張らなくても大して変わりのない時もあります。頑張るのをやめると、頑張らなくても良い策があなたの中に生まれるかもしれません。

2 「○○せねば・・」を「○○しよう!」に変えて考える

物事を「やらなくてはいけない」と考えると、義務感が生じてきて、面倒になり、からだも心もこわばります。

それを「○○しよう!」と言いかえるだけで、同じことでも、気持ちが少し軽くなります。ここで、前向きになれる言いかえ例をご紹介しましょう。

・何度もやらなきゃいけない → 何度もチャレンジできる!
・そんなの無理 → できたらすごい!
・難しそう→ 意外とできるかも!
・知らなくて損した → わかってよかった!

このような前向きな言葉を心の中で思うだけでなく、口に出してみるのはオススメです。前向きな言葉をあなた自身に浴びせてみましょう。

3 思い切り、泣いてみるFotolia_40045186_Subscription_Monthly_M-599x399

心の中に押さえきれない切ない思いがある時にはこんな方法もあります。
まず、涙を流すことで、副交感神経が優位になり、脳がリラックスモードになります。

すると、緊張がほどけていきます。泣いたあと、胸のつかえが少し軽くなっていた。そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

4 悩みやストレスの元を書き出して破る!

ちょっと激しい行動かもしれません。しかし、色々考えずにやってみてください。
どうしても、ストレスは溜まるものなのです。定期的に吐き出す手段を身につけておくと、過ごしやすくなるというものです。

「書き出し、破り捨てる」という具体的な行動で、悩みを体内から追い出した感覚になってみましょう。

また、悩みやストレスを思い出させるものがありましたら、そのようなものは捨ててしまいましょう。悩むきっかけを減らすのです。

5 自分へのご褒美を用意する

チャレンジを継続するのは、大変難しいことです。しかし、自分にとってメリットのあることがあるのなら、これからも頑張ろうという気にもなれます。

頑張っている自分に、時にはちょっとしたご褒美を与えてみてはいかがでしょうか?

例えば「1週間頑張ったから、週末には好きなものを食べる」とか。お仕事帰りに綺麗なお花を見つけたら「自分への頑張ったプレゼント」として、そのお花を買って、お部屋に飾るのも良いでしょう。

嬉しいなと思うことがあると、それだけで、明日もやってみようという気持ちがわいてきます。ご褒美は先のばしにせず、その日のうちに。

6 元気が出ない時は笑ってみる

笑えないから、こんなに辛いんだ・・・って思うかもしれませんが、心から笑えなくても、形式だけでも笑ってみてください。

作り笑いでも、口角を上げると気分が少し上向く、という研究があります。鏡の前で、口の端を持ち上げてみるだけでもかまいません。

笑いに疑いを持つならば、まずは笑ってみてからです。

7 まとめ

子どものころ、夕方まで外で遊んで、ひざを泥だらけにして帰ったことを覚えているでしょうか。うまく遊べたかどうかなんて、誰も気にしていませんでした。楽しかった、それだけで一日がちゃんと終わっていました。

大人になると、「いい人でいなくては」「ちゃんとしなくては」という気持ちが、いつも背中に張りついてきます。

以前、フェイスブックで、関わっている人のことを毎回「素敵な○○さん」と紹介している方がいました。「皆さん、本当に素敵なんですか?」と聞いてみると、「そんなことはないけど……」という返事でした。悪気がないのはわかります。でも、その言葉は、書く人にも読む人にも「素敵でなければならない」を背負わせていたように思います。

人に好かれるより先に、自分が自分を好きでいてあげる。

そのための時間は、特別なものでなくてかまいません。帰り道に公園の前で足を止めて、木の下で息をひとつ深く吐いてみる。誰の役にも立たず、何も片づかない数分間。そのあいだだけは、がんばらなくていいのです。

そういう時間のつくりかたを、林浴(りんよく)と呼んでいます。

→ 林浴とは──森が、大人の保健室になる

週に一度、
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なんとなく疲れている。
眠りが浅い。
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そんな日々に、週に一度だけ、短い手紙をお送りしています。

森へ行きましょう、という話ではありません。
遠くの森へ行かなくても、窓の外の一本の木で足ります。
誰かに癒してもらうのではなく、自分で癒える力を思い出していく——
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komorebi 林浴ライフデザイナー 西川えりこ