イライラしない毎日のための10分──歩く・湯船・ぼーっとする
仕事帰りに改札を出ると、夕方の風に、どこかの家の夕飯の匂いがまじっていることがあります。カレーだったり、焼き魚だったり。疲れているのに、なぜかまっすぐ家に帰りたくない。そんな日はありませんか。 家に着けば台所に立ち、湯船…
イライラ
仕事帰りに改札を出ると、夕方の風に、どこかの家の夕飯の匂いがまじっていることがあります。カレーだったり、焼き魚だったり。疲れているのに、なぜかまっすぐ家に帰りたくない。そんな日はありませんか。 家に着けば台所に立ち、湯船…
イライラ
夕方の四時ごろ、気づくと引き出しのクッキーに手が伸びている。食べたあと少しだけ気がまぎれて、でも一時間もしないうちに、なんだか落ち着かない。家族のちょっとしたひと言に、思っていたより強い声で返してしまう。 イライラの理由…
イライラ
朝の台所で、みかんの皮をむいた瞬間。指先からふっと立ちのぼる香りに、まだぼんやりしていた頭が少しだけ起きる。そんな感覚に、覚えはないでしょうか。 気持ちは、言い聞かせてもなかなか切り替わりません。「イライラしちゃだめ」と…
イライラ
待合室の壁が、やわらかい水色だったことを、なぜかいまも覚えている。あの色を見ていた数十分だけ、気持ちが少し静かになっていた気がする。 色は、ただ目に映るだけのものではない。何を身にまとうか、どんな部屋で過ごすかで、気分は…
イライラ
子どものころ、冬の夜に布団へもぐると、足もとに湯たんぽが入っていたことはありませんか。タオルにくるまれた丸いぬくもりに足の裏をのせると、からだの芯までほどけて、いつのまにか眠っていました。 大人になったいま、夕方の台所に…
イライラ
仕事から帰って台所に立つと、胃のあたりがきゅっと重い。昼間に言われたひと言が、まだ頭の中でくり返されている。そんな夕方、とりあえず胃薬を飲んで、また家のことに手を伸ばしてしまう。 すぐにどうにかしたい気持ちは、よくわかり…
イライラ
夕方、駅のホームで、些細なことにカッとなる。あとから思えば、お昼をコンビニのおにぎり一個で済ませた日だった――そんな覚えはありませんか。 子どもの頃、「イライラしているならカルシウムを摂りなさい、牛乳を飲みなさい」と言わ…
イライラ
冬の朝、祖母の家の台所で、湯のみに番茶を注いでもらったことを覚えていますか。両手で包むと、指先からじんわり温まって、湯気の向こうでラジオが鳴っていました。 いまの朝は、目覚ましを何度か止めて、起きたとたんにスマホの通知を…
イライラ
エアコンの効いた部屋で、氷の入ったグラスを両手で包んでいたら、いつのまにか肩に力が入っていた。冷たいものを飲んでいるだけなのに、なぜか気持ちまでせかせかしてくる。そんな覚えはないだろうか。 体が冷えていると、姿勢まで縮こ…
イライラ
小学校の教室で、鉛筆削りをくるくる回したときの、木の匂いを覚えていますか。あるいは、祖母の家のたんすを開けたときの、しんとした匂い。香りは何十年たっても、その場面ごと、ふいに連れてきてくれます。 月経の前になると、いつも…