曼荼羅塗り絵の作り手とその魅力 6選

曼荼羅という美しいデザインというか柄というか・・・それは人々を魅了する形です。

それに惹かれることがわかっているから、曼荼羅を描くという行為に導かれる人が増えているのです。
例えば、最近は「曼荼羅パステルアート」などを描く方も多くなり、以前よりも曼荼羅というものが普及しています。美しい色合いと、そのデザインは「引き寄せる」力を持っているとしか思えません。

その中でも、「曼荼羅塗り絵」というものが多く普及しています。
手軽で、取り掛かりやすくもあり、書店ですぐに手に入ります。特にこだわることがなければ、Webからもダウンロードできるものです。

この曼荼羅塗り絵には、実は深い意味と意図があったのです。

※ここからは、曼荼羅を地球全体から見ていることの意味を表すために「マンダラ」と表していきます。

1 曼荼羅(マンダラ)塗り絵が始まったのはいつ?そして、なぜ?

ここ数年のもののように感じているマンダラ塗り絵ですが、実は随分と前に試みる動きがあったのです。

欧米の精神医学界では、塗り絵という形でのスタートでなく、自由創作という形でマンダラを用いていました。これは、20世紀のかなり早い時期になります。そして、塗り絵の形になったのも、20世紀後半に差し掛かる時には存在していました。

そのマンダラ塗り絵を作った代表的な人物がいます。

2 曼荼羅(マンダラ)を作った人

イギリス在住のデザイナーで、マンダラの研究家でもある、マドンナ・ゴーデングです。ゴーディングは、『World Mandalas』という著書のなかで、このように言っています。

マンダラは、

  1. 宇宙
  2. 自然
  3. 時間
  4. 文化
  5. 人間の全体性や幸福
  6. 精神的な旅

をそれぞれ象徴していると。
彼女のマンダラ論は、直感的なもので、インドやチベットや日本におけるマンダラの歴史というものは踏まえてはいないものの、耳を傾けるべき内容になっているのです。

3 曼荼羅(マンダラ)塗り絵のマンダラ論

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ゴーディングのマンダラ論に触れると、私たちが存在している「ここ」がマンダラなのだ・・・と理解することに至ります。

そして、マンダラの解釈が断片的でなく、大きなものとして、大きく変わるのです。

マンダラは、単なる過去の遺物ではない・・現代人にとっての有効なツールであることに気づきをもたらしてくれます。

その6つのマンダラ論をご紹介しましょう。

⑴ 宇宙

マンダラ、またはマンダラと似ている円形のパターンには、宇宙論的な力と意味が込められています。その理由は、ありとあらゆる想像の行為にとって、円形こそ、その基本とすべき形だからなのです。

円形は、小さいものと大きいものを同時にイメージさせます。例をあげれば、私たちを構成している細胞から、天空に軌道を描く恒星や惑星まで・・・という具合です。

要するに、マンダラというのは、私たちがどうにか認識ができたとしても、まだ完全に理解できていない「何か」を表している容器だということです。

⑵ 自然

マンダラは、自然のシンボルでもあります。自然物のなかに見られる対称性を表現しているからです。
周りを見渡してみれば、植物も動物も水晶も原子核を取り巻く軌道を回る電子も、膜を構成する細胞群も、すべて円形を呈しており、基本形としているのです。

⑶ 時間

マンダラは、時間のシンボルでもあります。私たちに自然の循環を教えてくれるからです。それは木々の年輪、果てしなく循環する日々と四季、月の満ち欠けなどは、過去と現在と未来が同じものだということを表しています。

⑷ 文化

マンダラは、文化のシンボルでもあります。社会というものは、円形の構造を持っているからです。例えば、中心部にいる状態とは、恩恵や支援や保護を得られます。その反対に、周縁にいると、何もない・・という気にさせられてしまうのです。

⑸ 人間の全体性や幸福

マンダラは、人間の全体性や幸福のシンボルともいえるでしょう。なぜならば、マンダラは私達の内面に潜んでいる明と暗の領域を統合する体験を表しているからなのです。
これは、マンダラを作成する、または色を塗っていくという作業から感じ得ることのできることです。

⑹ 精神的な旅

マンダラは、聖なるものへの憧れや、無限なるものにまつわる知恵と体験を物語っています。マンダラとともに瞑想していくことは、自分の中心にある聖なるものの発見ともつながります。

4 まとめ

マンダラに魅せられて、同じものに取り組んでみようとする人は、とくに修行や訓練をするわけでもなく、したわけでもない、ごく普通にいる人々です。
そのような人々が、マンダラの秘めている美しさや、深い知恵に触れられれるとすれば、一番の入り口は、「マンダラ塗り絵」でしょう。

マンダラ塗り絵に触れて、どのように感じるかは個人差があります。
ただ、そのような魅力があるとするのであれば、大切な自分の時間をほんのすこしだけ「マンダラ」の色に乗せてみるというのもいいのではないでしょうか。

下記のようなマンダラ塗り絵を無料でダウンロードできるサイトもあります。試しにここから入ってみるというのは、いかがでしょうか。
http://www.shunjusha.co.jp/mandalasgallery_new/download.html

「私は、せっかちだし、じっくり取り組めるタイプではない・・・」そういう方も少なくないでしょう。それでも、人はどっぷりじっくり物事に浸る時間が必要になるのです。
それも、我を忘れるように。

案ずるよりも生むが易しです。あなたのそばにある、お気に入りの色で、塗り始めてみてください。