イライラしない!心もからだも軽やかになる運動の秘訣

何をやっても上手くいかない・・気分も乗らない・・そんな悪循環にはまることは、生きている以上、時折やってくるものです。

ただ、はまってしまった時にどうあるかが大事です。その「どうあるか・・」がここにあります。

1 簡単にからだと心を動かす

物事が上手くいかない・・感情のコントロールも上手くいかないということあります。こんな時、自暴自棄にならずに、ちょっと新たな行動に心とからだを向かわせてみることをしてみませんか?きっと、新しい新鮮な風が、あなたの中を心地よく通りますから。

例えば、お気に入りのカフェまでお散歩してみる・・・とか、開拓したいと思っていた素敵なパン屋さんに自転車で行ってみる・・・など。

いかがでしょう?

道具がそんなにいるわけではありません。お気に入りのスニーカーと快適に動けるように、リュックサックが必要なくらいでしょうか。

「お散歩」も「自転車」も季節の移ろいを、肌で感じ、目で見て感じることができます。風の匂いを感じることができます。新たな発見に嬉しくなったりすることもするものです。そして、使っていなかった筋肉が心地よく伸ばされます。さらに、からだ中の細胞が喜び始めます。

ちょっと動いてみるだけですが、これだけ「からだと心」を動かすことになるのです。そしてこの軽い動きをすることは、からだにとても良いのです。

1-1 心とからだの疲れって?

「だるい」「しんどい」・・何気に軽く言葉に出していませんか?この感覚を、国の調査では15~65歳の59.1%の人が抱えているのです。これは、いわゆる「慢性疲労」の状態にあるということなのです。

この「慢性疲労」ですが、うっかりすると何もせずにゴロゴロしたくなります。ゴロゴロするのが良いものと勘違いしてしまいます。

しかしゴロゴロすることは、疲労をなくすことにはならないのです。この「慢性疲労」の原因は、「活性酸素」が原因ということがわかっています。「活性酸素」は、細胞がエネルギーを作り出す時に発生します。

もともとは、からだに侵入した外敵を攻撃する防御的な役割を果たすものですが、同時に自分の細胞にもダメージを与えてしまうということが起こるのです。これが簡単な「疲労」のメカニズムです。

1-1-1 疲労因子と快復疲労因子の話

活性酸素が細胞を攻撃した際に発生するのが、「疲労因子FF」です。この「疲労因子FF」は、運動をして疲れても発生します。しかし、この「疲労因子FF」が出現すると、善玉とも言える「疲労快復因子FR」も自然に発生するのです。

軽い運動ならば「疲労快復因子FR」の方が働きが強くなります。

これが〝軽い運動はからだに良い〟の根拠なのです。このほかに「疲労快復因子FR」は、血液循環を良くするなどの作用をもたらします。

さあ、すぐに動きたくてムズムズしてきませんか?

1-1-2 軽い運動って?

息の上がらない運動、ウォーキングやストレッチがそれになります。

どうしてもデスクワークの時間が多くなるということでしたら、背伸びや屈伸でも良いでしょう。また、トイレやお茶の時に少し歩いてみるというのはいかがでしょうか?

同じ姿勢をとり続けないことが大切です。前述しましたが、ある程度疲れておかないと、疲労回復因子は活性化されません。こんなことがわかると、心から動きたいという気持ちにもなってきますね。

1-1-3 こんなこともオススメの軽い運動

  • 次のバス停まで歩いてバスに乗る。
  • 昼休みに少し遠いお店までランチに行く
  • デスクワークが続いたら、トイレに立った時に軽くストレッチ
  • 3階くらいの移動なら階段で移動してみる。

✳︎ 一気に全部しようとすると、疲れます。少しずつからだを刺激していきましょう。

2 心地よくからだを動かすと脳も心地いい

ウォーキングや自転車などの有酸素運動を続けると、神経伝達物質の一つである「セロトニン」が活性化します。これが活性化することで、不安や憂鬱などを和らげて心の安定に導かれるのです。

運動は、道具を使うものも沢山あります。テニスにゴルフなどがそれですが、これらは脳の「小脳と大脳基底核」に刺激を与えます。

ここに刺激が入ると、バランス感覚・力の強弱・位置と方向感覚が養われることがわかっています。

このような運動は、年齢を重ねても健康で楽しめるものですので、長く続くきっかけにもなります。

3 歩くことの深さ

歩くことは、ごく日常的な行動です。ただ、この「歩き」は無意識な心の状態を表すものというのをご存知でしたか?

何かがうまくいった後だと堂々と胸を張って歩きます。うまくいかない状態の時には、背中が丸くなっているのです。

19世紀のフランスの文豪バルザックという人は、著作である「歩き方の理論」の中で、〝歩き方はからだの表情である〟と言っています。

さらに、〝考える人間は堕落した動物である〟とまで言うのです。極論ではありますが、脳で考えてばかりいて、からだも使わなければ歩きもしない、心身がアンバランスな生活をしている人が増えていることも確かなことです。この時代から暗示をしていたのかもしれません。

3-1 仙骨を立てて歩く

仙骨というのは、骨盤にあります。骨盤の中にある三角形の小さな骨ですが、骨がブロック状に組み合わさっている21面体の構造になっています。

これは常に微振動を発していて、背骨を通じて脳幹に骨髄液を送り込むなどの脳への司令塔役を果たしています。

昔の人は、感覚的気にそのことを掴んでいたようで「仙骨で月を見る」とか「仙骨で音楽を聴け」など言われてきました。

「仙」という字が使われているくらいに、中国では古代より重要な骨と考えられてきました。英語でも「「SACRED BONE(聖なる骨)」と呼ばれています。

仙骨は、「感情の脳」とも呼ばれていています。そして骨盤の中心に位置しているのです。

この仙骨を立てることで、骨盤が正しい位置に収まり、心とからだを安定させます。この仙骨は、他の動物には存在しておらず、人間だけに存在します。

3−2 楽しくなるウォーキング

「感情の脳」とも言われる仙骨を立てて歩くことは、心とからだが安定し、楽しいウォーキングができます。

例えば、ショピングや犬の散歩にしても、仙骨を一つ立てるだけで楽しさが増します。

楽しくなると自信も湧いてきます。仙骨を立てて歩く=楽しいウォーキングができるようになるわけです。

4 まとめ

インドはヒンズー教の言葉に

『心変われば、態度が変わる。 態度が変われば、行動が変わる。 行動が変われば、習慣が変わる。 習慣が変われば、人格が変わる。 人格が変われば、運命が変わる。 運命が変われば人生が変わる。』という言葉があります。

まずは、いろいろ考えすぎている現代人ですから、あれこれ考えず、気持ちのいい歩きを少しでもしてみることです。

たくさん歩こうとすると負担になり、習慣にするとはかけ離れてしまいます。量よりも質を大事にしてみましょう。

きっと何か変わり始めて、知らないうちに、イライラは消えているでしょう。

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